昨日のレンジは145.307円~146.406円。
146円を超えてからも反落せず順調に上昇。このまま昨年最高値の150円を目指す流れとなるか。
注目のポイントは、
- フィッチによる米銀大手含む70行の格下げ可能性
- 中国の不動産市場リスク
- 日銀の介入
- 来週のジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言
予想シナリオは、
- 米銀格下げが発表された場合:米国株の下落、米ドル売り圧力に。他方、市場に悲観ムードが出れば、運用資金の巻き戻しが起こり円売り圧力にもなるのではとの疑問あり。米ドル売りと円売りとが相殺し、中期的にはあまり大きな変化にはならないのでは。
- 中国の不動産市場リスク:中国経済が低迷した場合、世界的に経済活動が停滞、株安、米ドル売り圧力になるか。但し、相対的に円の方が弱いため、トレンド転換にまではならないのでは。
- 日銀の介入:一部メディアを見ると、昨年と異なり今年の円安は「悪い円安」ではないため(実際、多くの日系企業が業績を回復している)、実弾介入にはなかなか踏み切らないのではとの予想あり。現状は株価が好調を維持していることも合わせて考えると、仮に介入があっても140円近辺に戻すくらいか。ただ、予測困難なため、介入があればポジションを手じまいしばらく様子見が賢明か。
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